事業創造大学院大学

2025年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

孫 紅玉さん

孫 紅玉さん

中国 延辺大学卒業 2013年10月本学入学

入学した動機について教えてください。

中国・延辺大学での四年間、私は日本の風土や日本人の考え方を勉強した上で、日本の経済貿易、日本企業の文化、マーケティングなどを学んでいました。私はこれらの授業を勉強すればするほど、より深く興味をもつようになり、大学卒業後は日本の大学院に進学するつもりでいました。特に経済や経営学に関して、理論的知識だけでなく、具体的に実践性のある授業も受けたいと思っていました。幸いに、私の出身大学である延辺大学と事業創造大学院大学が交流協定校として提携を結んでいましたので、延辺大学の先生のご協力の下で、事業創造大学院大学の入学試験に無事合格することができました。私にとってこのチャンスはとても光栄なことであり、自分自身を成長させ知識を深めるためには大切なことであると思います。なぜなら、多くの起業家や実業家が仕事を行う過程の中で身に付けていく知識・スキルが自分には足りず、企業の経営戦略に関する知識も不十分であると考えるからです。これを補うために はMBA知識の修得が必要であると思いました。私は将来、立派なビジネスリーダーになりたい、という夢を持っており、チームの組織管理や会社の経営手法に関する知識の修得は必要不可欠であると思っています。起業家、実業家を育成することを目指す事業創造大学院大学であれば、私はきっと、夢の実現に近づくことができると思います。

学んでいる科目について教えてください。

私は2013年度10月(秋学期)に入学したばかりですので、今現在、六科目を履修しています。それは必修科目であるビジネスプラン作成法、企業倫理、そして選択科目である経営組織A、ITと経営、ブランド戦略、アジ ア経済とビジネス戦略Bです。先生方は皆、優しくて、ときには留学生をバックアップするためにゆっくりと話してくださるときもあるので、心から感謝しています。最初は授業の内容をすべて聞き取れるとは限りませんが、工夫をすれば、なんとか乗り越えられると思います。私は今学期(秋学期)、選択科目である発展科目のうち、一つだけ結構難しい科目を履修しました。時には、担当の先生が 配っていただいた資料を何回読んでみても内容が抽象的で、どうしても上手く理解できない場合もよくあります。しかしそれは、日本語能力が不足しているという問題だけでなく、やはりこれまでに身に付けてきた知識の領域がまだまだ足りないからであって、経営学に関する書籍をしっかりと読まなければならないと気づきました。今後は、時間をうまく有効活用しながら、経営学の知識を更に深めていきたいと思います。

MBA取得後の将来の目標について教えてください。

私は修士課程を修了後、博士課程に進学したいと思います。経営学の勉強にしても、日本の社会を経験するにしても、この2年間だけでは、まだまだ十分ではないと考えています。せっかくの日本での留学経験ですから、もっと学問の謹厳さと日本社会の美しさを見つけたいと思います。私は博士課程へと進学して、経営学のドメインにおいて一人前になり、将来は帰国して学んでいる内容と関連のある仕事に就くことを望みます。私は日中ビジネスの諸分野で、微力ながら力を捧げたいと思っています。