事業創造大学院大学

2025年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

遠藤 利行さん

特別な人でなくても方法を学び行動することによってアントレプレナーシップを身につけることが可能に

遠藤 利行さん

株式会社ハードオフコーポレーション 統括店長 2013年4月本学入学

入学した動機について教えてください。

株式会社ハードオフコーポレーションでの10年の勤務を通じ、課題にぶつかるたびに参考にしてきた『マーケティング』や『マネジメント』など経営学の理論や考え方を体系的に学びたいと考えたからです。巷に氾濫するビジネス書の類を読むだけでは得られない本物の理論を学び、実際の仕事に活かしていくことが自らのスキルアップになると思い、本学への社内公募に申し込みました。仕事をしながらの通学ということで不安もありましたが、修了した同僚達が一様に楽しそうに学生生活を話してくれたことも後押しになっています。

 

学んでいる科目について教えてください。

1年次は基礎科目を中心に受講し、演習を含めて14科目を履修しました。基礎とは言っても話を聴くだけの受動的な講義は無く、院生同士の発表や議論を通じてすぐに仕事に活かせる実践的な知識を得られます。その中でも春学期の『経営戦略』と秋学期の『経営組織A』は特に自分にとって意義深い講義でした。毎週ケースや論文を読み解き授業で討議する中で、一人で考えるだけでは辿り着けない新たな気付きを数多く得られ、学ぶ楽しみを感じることが出来ました。
発展科目では『中小企業財務論』や『市場調査法』など、これまで知識が乏しかった財務や統計の分野も受講しましたが、教授陣の丁寧な指導により理解を深められました。また、講義以外でも院生が立ち上げた「輪読研究会」に参加し、留学生を含む様々な業種で働く志の高い仲間達と交流を深め、日々刺激を受けています。

 

演習や事業計画書(ビジネスプラン)について教えてください。

現在従事している、郊外で店舗を構えオーディオ機器や楽器などのリユースを行う「ハードオフ」というビジネスの都市型モデルを模索しています。ビジネスプランの枠組み作りには演習での議論に加え、イノベーションの源泉を分析する『イノベーションA』の講義で学んだ知見が役立っています。P.F.ドラッカーが著書で述べたように「企業家精神とは気質ではなく行動のこと」であり、特別な人でなくても方法を学び行動することによってアントレプレナーシップを身につけることが可能になります。事業計画書を机上の空論で終わらせること無く、実際の店舗を立ち上げ社会に普及、貢献することが本学の理念にも繋がると考え、在学中に実現できる事業計画書を作成中です。

 

MBA取得後の将来の目標について教えてください。

当社はフランチャイズ事業を行っており、約500店舗のフランチャイズ加盟店への指導も行っています。指導には直営店で働く社員が当たっているのですが、業務改善が重心に置かれ、本当に加盟店や加盟法人が困っていることに対して答えられていないのが現状です。本学修了後はMBAホルダーとして業務のみならず財務、経営についても指導が行えるスーパーバイザーとなり、自社だけでなくグループ全体の企業価値向上を図っていきたいと考えています。