事業創造大学院大学

2025年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

高本 清彦さん

常に佐渡の地域活性化を課題として取り組みました

高本 清彦さん

新潟県監査委員事務局 主任 2016年3月本学修了

社会人として大学院で学びなおすに至った経緯を教えてください。

教科書的には、「官民問わず、社会の変化に応じて直面する課題を認識し、理想の姿に向けた、新たな価値創造と付加価値を高める能力が必要であると考え・・・」と言うべきかもしれませんが、気合・体力・根性だけで何とかなる時代ではないことから、公務員として、十数年が経つ中で、自分の『専門分野』と『強みとなる武器』を持ちたいと思っていました。そんな折、職場で本学への派遣研修の公募があり、自分自身のスキルアップとキャリアビジョン形成に向けて学ぶ機会をいただきました。

大学院で学んだことが現在の仕事や実社会で役立っていると実感するケースはどんなときですか?

講義では、必修科目の他に、選択科目である経営組織、リスクマネジメント、地域マネジメントなど、経営全般に関する知識を習得できました。また、ゼミでの演習では、修士論文の作成に加えて、ビジネスプラン発表会での発表にも取り組みました。これらの経験を通じて、課題・問題の抽出と整理など、机上の講義では学ぶことのできない貴重な体験をするとともに、研究による実践として、職場では組織・業務改革に取り組み、改善事例として表彰を頂きました。本学で学ぶことにより、自分の強み・弱みを認識し、自分自身のキャリアについて、あらためてデザイン(再構築)する良いきっかけになったと感じています。

事業計画書(ビジネスプラン)の作成にあたって社会のニーズをどのように捉えましたか?

私は、佐渡市出身であり、本学の講義や研究において、常に佐渡の地域活性化を課題として取り組みました。修士論文の執筆では、「地域活性化に向けた佐渡市の構造改革特区の現状と課題」と題して、新潟県内において、どぶろく特区の認定を受けているすべての市町村及び特区での製造者にアンケート調査やインタビュー調査を行い、特区制度の課題を明らかにするとともに、新たな地域資源としての価値づくり、地域活性化に向けたマネジメントの事例研究に取り組みました。

大学院修了後に、今改めて抱く目標や展望を教えてください。

学問として、経営の様々な科目を学びましたが、共通して言えることは、知識や理論といった教養、リーダーシップやプレゼン力などのスキルは、それだけでは、すぐに役には立たないということです。それらのツールと多くの情報をブラッシュアップして、「常に理想と現実のギャップを『認識』し、常に解決のシナリオを立て『行動』すること」のアウトプット(実践)を生み出すことが重要であると考えています。これらを常に意識して、変化する社会・経済環境に合わせた、新たな価値創造や付加価値を生み出せるよう、今後の業務に取り組んでいきたいと思います。