佐藤 徹さん

「税理士業務×経営助言=当事務所」を目指して

佐藤 徹さん

佐藤徹税理士事務所 代表

2016年3月本学修了

入学動機

私は、入学前の段階で、税理士試験は会計科目2科目と税法科目1科目合格していましたので、税法の修士論文で税法免除になることは承知しており、前勤務先の所長からも大学院へ行くように以前から言われていました。ところが、私自身はわざわざ遠方の大学院へ行ってまで税理士になる必要はないと思っていましたので、アクションを起こしませんでした。

 

一方、平成24年に中小企業経営力強化支援法が創設されたことなど、税理士事務所でも、税務、会計以外に経営の知識が必要となってきたことは、実感としてありましたから、経営学を学びたいという気持ちはありました。また、同業の友人が本学を修了していたこともあり、シラバスを見て本学に興味を持っていました。そんな折、本学に税法演習が開設されることを知り、これは一石二鳥だと思い、入学を決意しました。

税理士科目免除に向けて本学を活用して良かった点や演習について

私は、税法関係の授業では、「税法A」、「税法B」、「税法C」を履修しました。税理士試験の受験勉強とは異なり、租税法の基礎理論から、裁判例を通じて議論することにより、修士論文のテーマが見つかりましたし、実務においても、条文を読んだだけでは判断に迷うときは裁判例を当たってみるというクセがついてきました。

 

演習では、1年次は裁判例の発表を中心に、2年次は自分の修士論文のテーマに沿って発表が中心となりましたが、先生や他のゼミ生と議論を深めることにより、論文の仕上げに向かっていくことができました。

大学院で学び得たこと

入学以前は、お客様である関与先の経営状態は、数値だけで見がちでした。例えば、売上高についても、「前期よりいくら増えた、減った」という話が中心でしたが、今ではその背後にあるマーケティングの観点も絡めて、関与先とより深まった話ができるようになりました。このように結果である会計数値だけではなく、その背後にある経営活動を多角的な面から関与先から話を聞き、あるいはアドバイスできるようになったことは、本学で学んだ大きな成果の一つです。

 

また、在学中には同期の院生や、先生方、また、修了後は同窓会を通じて多くの方とつながりを持つことができました。さまざまなバックグラウンドを持つ方々との出会いは、これからの人生の中で大切な財産となっていくと思います。

事業紹介、アピールポイント、今後の事業展開等

私は、現在税理士登録完了と同時に税理士事務所を開業したばかりです。開業準備の間、事務所の中期経営計画を作成してきましたが、当然のことながら、本学で学んだ知識を念頭に入れながらです。税理士業界はこれから厳しいといわれていますが、そのような事業環境の中で、着実に成果を上げ、お客様と地域社会に貢献できるような事務所にしたいと思っています。将来的には、「税理士業務×経営助言=当事務所」と認知されるくらいになりたいのですが、そのために、従業員の本学への入学や本学修了生の採用も考えています。私自身も論文作成の関係で受講できなかった授業が沢山ありましたので、今後は聴講生という形になりますが、学び続けて行きたいと思います。

新潟の経営者、あるいはこれから税理士科目免除のために入学を検討される方へのメッセージ

私は、大学時に卒業論文を書かなかったため、まして修士論文なんて書けるだろうか半信半疑で入学しました。案の定、論文作成は多くの時間も労力も費やしました。しかし、何とか完成したのは、先生の指導のもと、先行研究や判例を、読む、調べる、発表する、議論するという過程で、書く力がついたのだと思います。2年間真摯に取り組めば、結果は出るはずですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

また、本学の特色としてMBAを取得できるということがあります。実は、私はMBAとは何かも知らずに入学したのですが、名刺に記載していたら、お客様から「これは差別化ポイントだね」と言われました。確かに「税理士+MBA」は少ないと思いますので、この点でも本学で学ぶ意義は大いにあると思います。


事務所の本棚の一部


修士論文表紙

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