事業創造大学院大学

2025年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

井口 正明さん

それぞれの講義には事業創造のノウ ハウが詰まっています

井口 正明さん

株式会社 大光銀行 2012年3月本学修了

本大学院に入学しようと思われた動機は何でしたか?

入学前は、ビジネスの分野において、既存の価値観や発想にとらわれない新しいものの見方や手法を学ぶ必要性を感じていました。また仕事上の分野や既存の知識についても掘り下げた議論に渇望していた時期でもありました。このような時期に新潟市に夜間制のこの大学があって、勤務地である長岡市にはサテライトキャンパスがあると知り、入学を決意しました。今までの経験を活かしながら今までとは違う分野の新鮮な考え方に触れ、新しいビジネスモデルを考える良い機会になったと思っています。特に事業創造というアントレプレナーシップに溢れた人達との出会いは刺激的で楽しいものとなっていました。

入学して一番苦労したことは何でしたか?またそれに対してどのように乗り越えようとされましたか?

最初一番苦労したことは、やはり授業についていけるかどうかということでした。レポートや課題提出は相当程度負担となるものでした。しかし、授業を受けるうちに、自分への負荷はまた、自身のスキルアップにもなっているのではないかと感じるようになりました。いろいろな時間的制約のなかで問題を整理し、自分の考え方をまとめること、これもまた日常の業務や生活のなかで重要なことであると再認識させられたことで、授業に向き合うモチベーションが上がっていったと思っています。

平日の勉強時間、休日の勉強時間はそれぞれどれくらい確保されていましたか?

授業のある時はほとんどまとまった時間はとれなかったのでせいぜい通勤時間(電車で往 復1時間15分)に資料を読むくらいでした。休日は予習、復習、レポート作成に2、3 時間といったところでしょうか。ただ、現在は退職しましたので、時間的にはある程度余裕ができ、その分演習などにも力を入れられました。

仕事と勉強の両立や、勉強する時間を生み出す「やりくりのコツ」は何でしたか?

気分が勉強モードにならないとなかなか勉強に集中できない私は気分を「勉強モード」に するため、一工夫しました。それは物理的な勉強環境を日常とは違う環境にするというこ とです。図書館など自宅から離れたところで集中して取り組んだりしました。自分で自分を拘束するというようなイメージで「勉強モード」をつくるようにしています。また、何気なく浮かんだちょっとしたアイデアや考え方はすぐメモするようにし、勉強のヒントとして活用するようにしました。机の前で構えてもなかなかアイデアは浮かばないので、 こんなこともまた勉強時間を節約する工夫でした。 授業のある時はほとんどまとまった時間はとれなかったのでせいぜい通勤時間(電車で往 復1時間15分)に資料を読むくらいでした。休日は予習、復習、レポート作成に2、3 時間といったところでしょうか。ただ、現在は退職しましたので、時間的にはある程度余裕ができ、その分演習などにも力を入れられました。

周囲の学生はどのような雰囲気の方々でしたか?大学院の雰囲気をお伝えください。

私が通っていた長岡キャンパスは院生の数も少ないのですが、皆、アントレプレナーシッ プ旺盛な人ばかりなので会って話しをするだけで、起業へのモチベーションが上がってき ました。教授、事務局の方々や院生と起業にについて話すときはもちろんのこと、それとは 無関係の雑談の中でも不思議とワクワク感が出てくるものです。

本大学院へ入学前と入学後で、自分自身にどのような変化がありましたか?

社会的経済的なニュースに以前よりも関心を持つようになりました。新聞など読む時間や量が増えたような気がします。特に、授業で取り上げられた事例や、課題で取り組んだ企業の新聞ニュースは必ず読むようになりました。また、ただ読むだけではなく、そこで語られている、あるいは語られていない問題点について自然に頭の中で考え、整理している自分がいるのに気付かされます。このようなことは以前はなかったことです。今まで何気なく見過ごしていた社会のトレンドに関心を持ちつつ、自らの事業計画を実現するべく勉強の日々を過ごしていました。

現在取り組んでいる課題・テーマ、もしくは最も力を注いでいたことは何でしたか?

取り組んでいたテーマは「ファイナンシャルプランナー業」です。ファイナンシャルプランナーは「お金」にまつわるいろいろな相談事に乗ることを事業とする士業です。今までの銀行員としての経験を活かしながら、「お金のことを考える負担を軽くしたい」と思っている人に効果的なマネープランを提案し、支援をするというビジネスモデルを考えていました。現在の日本では、ファイナンシャルプランナーは事業としても未知数なところも多く、事業化には多くのハードルがありますが、担当教授の指導の下、事業計画実現のため奮闘しました。

本大学院で学んできたことが、現在の仕事や私生活で役立っていると実感するケースはどんなときですか?

日常のいろいろなシーンで、今までは何気なく見過ごしていたことも深く考えるようになりました。たとえばビジネスの世界における企業価値の問題や情報社会におけるITの位置づけなど、今日的な話題について学べたことで視野が広がったように思います。それと自分の考えを人に伝えることの重要性を、いまさらながら再認識しています。

将来、実現したい夢、もしくは自ら創造したい事業分野(新事業・ビジネスモデル等)は何ですか?

人々がわずらわしい「お金」にまつわるもろもろのことから開放されて、本来集中すべきこと(仕事、自己実現、勉強、趣味)に専念できるように、少しでもその手助けをするというのが目標です。いわば人の夢を実現するお手伝いをするビジネスです。それが社会的にも必要とされ、永続性のあるビジネスモデルとして社会的使命を担うことができれば良いと思っています。それを演習などで先生や他の院生とのディスカッションを通じて、具体的実証的に形づくっていくことをこれからの課題としてやっていました。

これから入学を検討されている方にアドバイスをお願いいたします

この大学院では基礎的理論的な授業においては、漠然と考えていた経営のあり方などにつ いて、より理解が深まり、クリアーにイメージできるようになります。また、実践的専門的な授業では、あれこれ考えている迷いを断ち切り、前に一歩踏み出す力を与えられます。 そして、起業マインドに溢れた人達との交流を通じて、多くの刺激を受けながら、厳しいながらも楽しい大学院生活を過ごすことができます。それぞれの講義には事業創造のノウ ハウが詰まっています。起業に関心のある人がこれらを得られないことはもったいないこ とだと思います。