事業創造大学院大学

2025年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

小林 洋介さん

日本経済、グローバル経済の相互発展に寄与する人材になる為に

小林 洋介さん

株式会社 えちごホールディングス 代表取締役 2019年4月本学入学

自己成長と社内イノベーションのために

私が事業創造大学院に入学するに至った背景は大きく分けて2つあります。

1つ目は自己成長です。私は新潟県の中央に位置し、モノづくりのまちとして伝統のある燕三条という地で29歳の時に自動車鈑金塗装屋を独立起業しました。それから10年が経ち節目を迎えた際に改めて自身の経営を振り返ってみると、従業員数も事業規模も大きくなる中で、現場上がりの私は経験則での判断しか出来ず組織のマネジメントに限界を感じていました。

2つ目は社会及び業界の変革を捉えた社内のイノベーションです。現代における自動車業界の発展はめまぐるしく、先進安全技術等による自動運転化に伴い自動車事故の激減や、製造技術の向上による自動車故障の減少が進んでいます。それにより、鈑金塗装の仕事は年々減少傾向にあり、新たな事業の創造を求めていました。

以上の2つの背景から、自分の弱点である経営の学術を学びつつこれまでに培ってきた自社の技術や販売力を生かし、高付加価値の製品及びサービスを展開し世界に通用するようなモノづくりの会社にする為、入学を決意しました。

 

目標を明確にし「コト」を動かせば結果が出る

今まで現場での実践のみで過ごしてきた自分にとってまず今までの事業を改めて振り返り、見直す事ができました。客観的に今なぜこうなったのか、結果には理由があり社内的なことから会社を取り巻く環境まで様々な要因を分野ごとに学び分析をすることでこれからの目標を明確にすることができました。また、業界の未来を予測し社内で新たな部署を立ち上げるにあたり、計画書を作る際の戦略や財務等、実践的にも役立っています。自分の生活の一部に学業を取り入れることで社業とプライベートとのバランスも考えるようになりました。授業で行うディスカッションを通じて、全て自らがやるのでなく役割分担を決め意見を出し合い「コト」を動かせば想像以上の結果が出ることに驚き、楽しんでおります。

時代のニーズに合致した総合鈑金塗装業

当初、自動車鈑金塗装業で開業した弊社ですが、開業後のニーズに合わせ自動車整備・車検、そして販売、保険と拡大しました。ここまでは良くある自動車屋ですが弊社は自動車の塗装技術を活用し現在、電車の塗装をする部署を立ち上げました。また、事故の無い未来に向けて車内をカスタマイズできるようにと木工部を作り、それぞれのライフスタイルに合わせ“木”を使い、ぬくもりのある車内空間を提供し“コト”や“トキ”を創造しております。しかし本業であります鈑金塗装においては高齢化や若者の自動車離れ、技術の進歩による事故減少といった問題に直面した中で他社との差別化を図る為、モビリティに価値や魅力を感じているお客様へ満足を届けられるように、労働環境・自然環境・モビリティを意識した最新設備導入の鈑金塗装工場を建設いたしました。これにより新技術、新素材にも対応可能となり、輸入車や最新自動車の修理の受け入れも行っております。

 

 

一歩踏み出せば想像を超える結果が待っている 

戦後の日本の成長はめまぐるしいものがありました。現在の日本の大手企業はその激動の時代を乗り越えてきた企業が数多く有ります。そこから学ぶべきものが多くあるのも間違いありません。しかし、当時のビジネスモデルと現在のビジネスモデルに違いがあるのも言うまでもありません。インターネットの普及や技術の進歩、人口の推移などの背景をみると今や日本の経済は世界基準で考えなくてはなりません。同時にビジネスもグローバルに発展する機会も多数存在します。我々は日本経済、グローバル経済の相互発展に寄与する人材になる為に今学び、多くの仲間と未来について真剣に考え行動していかなければなりません。未来の問題と課題を他人事ではなく自分事と捉え、次世代に胸を張って繋げられるように是非一歩踏み出してください。そこにはきっと想像を超える結果が待っているはずです。