【重要】DEIについての本学の考え方
DEIについての本学の考え方
本学は「DEI《Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)》」を重視します。
反DEI(過度な同質性の強要、不公平、(社会的)排除)の考え方に近しい行動に起因して、さまざまな社会問題(社会の分断とそれに伴い発生する社会的不和・不穏や、排除から生じる貧困など)が発生します。それらの問題は、現代の世界が取り組むべき普遍的な課題であると考えます。それゆえ、DEIの推進には好ましい面があると考えます。
一方、多様性と公平性、包摂性はイノベーションの源泉となりうるものであり、本学の固有の目的である「アントレプレナーの輩出」に重要な機能を有すると考えます。
なぜならば、多様性の下では同質性・均質性の下と比較し、それまで無かった事業の発見や展開すなわちイノベーションの着想が容易となる可能性があります。そしてそれらの着想がビジネスとして育つためには、誰もが能力を最大限に発揮できるような公平性と包摂性を有する環境、社会が望ましいと考えるためです。
さらに、社会人学生に加え留学生が一定の比率を占めているなど、さまざまな背景を有する学生が学ぶ本学の学修環境は、まさに多様性を体現するものとなっています。そこでの学びを糧として、実社会で起業する修了生や企業内で活躍する修了生が、本学開学以来着実に積み重ねられつつあり、DEIは本学の重要なアイデンティティを支えるものとなっています。また、大都市圏以外の場所でMBAの取得学修に取組める点で、本学はわが国のビジネス教育におけるDEIの実現に貢献していることを自負しています。
以上の考え方に基づき、本学はDEIを今後とも重視し、その推進に取組んでまいります。
あわせて、本学は、世界の大学におけるDEI推進の取り組みに支持を表明し、ともに歩んで参ります。
事業創造大学院大学 学長 黒田 達也
事業創造研究科 研究科長 唐木 宏一