嶋津恵子教授が「ぼうさいこくたい2025 in 新潟」に登壇しました
9月6日に開催された「ぼうさいこくたい2025 in 新潟」のセッションに本学の嶋津恵子教授が登壇されました。
準天頂衛星システム(QZSS)の利活用による減災技術の国内外の取り組みと題して、日本の衛星測位システムであるQZSS(Quasi-Zenith Satellite System:準天頂衛星システム)が提供する災害時緊急通信サービスの社会実装に関する概要とこれまでの実証実験、そして新潟市の建築コンサルタント企業が展開するドローンによる災害状況の把握サービスへの高度利用構想が紹介されました。
プレゼンテーションでは我々もカーナビやゴルフウォッチ等で恩恵を受けている、準天頂衛星みちびきにどのような可能性があるのか説明がなされ、他に今後みちびきが守備範囲としているアジア・オセアニアで予定されている減災活用紹介、新潟県内で取り組まれている災害時のドローン活用についてそれぞれ紹介されました。
最後に、今後活用が期待される発災直後24時間以内にドローンとみちびきを組み合わせた衛星経由のリアルタイム情報通信が、被害拡大を抑止できる可能性があることを示唆し、閉幕となりました。
※当日の様子は Tenyテレビ新潟「新潟一番」でも紹介されました。
▶ https://www.youtube.com/watch?v=8RByzcvV4B0
登壇者
●事業創造大学院大学 教授 嶋津恵子
●内閣府・宇宙開発戦略推進事務局参事官/準天頂衛星システム戦略室長 三上健治 様
●株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル 上席理事 / アジア防災センター プロジェクトディレクター 鈴木弘二 様
●株式会社トップライズICT事業部 主任 廣島美和子様(写真右)
プロフィール
嶋津 恵子教授
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 政策・メディア博士後期課程、システムデザイン・マネジメント研究科博士後期課程単位取得退学。富士ゼロックス株式会社に勤務ののちに研究者に。2014年度JAXA勤務。2019年より産業技術大学院大学宇宙技術応用工学研究所所長。情報システム学会他で研究会の幹事や、内閣府、経産省、国土交通省で委員会や審議会等の委員を歴任。
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