事業創造大学院大学

2025年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

佐藤 大輔 さん

環境の変化に対応し、積極的に挑戦していく人材を目指して

佐藤 大輔さん

新潟市 財務部市税事務所 資産税課 主査  2019年4月本学入学

行政職員にも必要な知識とアントレプレナーシップの向上

私は、以前、企業の新商品開発、販路拡大に関わる事業や創業支援に携わらせていただきました。それらの業務を通して、経営戦略やマーケティング等に関する知識が非常に重要であることを痛感しました。また、行政職員として、社会環境の変化に対応しつつ、厳しい財政状況の中で事業を企画・立案するためには、経営に関する知識の習得とともに、新たな事業を創出する資質(アントレプレナーシップ)の向上が求められると思い、研修制度の公募に手を挙げさせていただきました。

“知の「探索」と「深化」”が可能な貴重な場

本学の講義は、実務経験豊富な先生や、経営者の方からお話を伺うことも多く、教科書の知識だけではなく、現実のビジネスに基づいた見識を深めることができます。

また、一方的な講義形式ではなく、学生参加型のグループワークやプレゼンテーション、ディスカッションをする機会が多くあります。学生は、職業や年齢層も多様で、また、留学生も積極的に参加するので、議論が活発化し、色々な視点で意見交換ができます。様々なバックグラウンドを持つ学生とのコミュニケーションは、まさに知の探索であり、日々新たな刺激をいただいています。

留学生の定着は、きっと、もっと、新潟を楽しくする!

私は、所属の業務とは別に、新潟県における留学生の定着促進をテーマに研究を進めています。本学に入学し、多くの優秀な留学生がいることを知り、そして日本語能力の高さに驚きました。留学生の中には、日本の企業に就職を希望する人も多いのですが、多くの場合、県外で就職する現状も見えてきました。はじめは、首都圏など県外での生活を望んでいるからだと思いましたが、アイデアソン※1など交流を深めるうちに、「新潟が住みやすい。新潟で働きたい。」と思ってくれる人も多いことを知りました。

産官学が連携して留学生の就職促進を図るプログラムなどを参考に、留学生と企業がお互いの良さを知ることのできる機会の創出や、就職活動に有効な取り組みを検討したいと考えます。また、卒業後の活躍の場が県外、海外であったとしても、グローバルに形成される人的ネットワークが今後のビジネスチャンスにも繋がっていけば、新潟はきっと、もっと、楽しくなると思います。そこで、今以上に留学生同士、または留学生と地域住民が交流できるような取り組みが展開できると良いと考えています。

 

※1 新潟を活性化するためのアイデアを競う「留学生の留学生による留学生のためのアイデアソン」とは、「アイデア」と「マラソン」をかけた造語で、「新潟の魅力発見」をテーマに新潟県内の観光地を調査し成果報告を発表するというものです。

大変なことより、得られるものの大きさに感謝

入学を検討されている方の中には、仕事や家庭を両立させながら、大学院で学ぶということに不安を感じる方もおられるかもしれません。本学のカリキュラムは、比較的自由に講義の履修を組むことができ、社会人に学びやすい環境になっています。それでも、課題が重なる時期は大変ですが、家族の協力も得ながら、タイムマネジメントを意識して奮闘しています。そして何よりも、その大変さ以上に得られるものが大きいので、このチャンスをいただけたことに日々感謝しています。是非、検討されている方は、勇気を持って一歩を踏み出していただければと思います。