事業創造大学院大学

2025年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

レ・バン・ドンさん

Le Van Dongさん

ベトナム ハノイ国家大学外国語大学卒業 2013年4月本学入学

入学した動機について教えてください。

私は大学時代に日本語を専門に勉強しました。授業で日本語を勉強しながら、先生から日本のことについて色々と教えていただきました。日本は美しく近代的な国で、日本人は親切でマナーがよい国民性であると教えられました。その ため一度は日本へ留学し、日本で生活体験する夢を抱いていた私は、日本のビジネス文化や日系企業の組織に興味を持ち、勉強したいと思いました。ほんの数十年間の間で、高度経済成長期を経て米国に次ぐ世界第二位の経済大国に なった日本で経済や経営知識を身に付けたり、日本人とコミュニケーションすることで自分の視野を広げたりすること を目的として、事業創造大学院に入学することを決めました。

学んでいる科目について教えてください。

経営学や経済学の知識を持ち合わせていなかった私は春学期で科目を選ぶ際、少し悩みました。先輩から経験を聞いたり、シラバスをしっかり読んだりしたのちに、ビジネスプラン作成法、経営戦略、マーケティング、企業法務、IT基礎技術、サービスマネジメントといった科目を選びました。それぞれの科目では理論と専門用語が非常に難しかったのですが、基礎知識を勉強しながら事例を分析することで少しずつ理解できるようになりました。先生方には、優しく熱心に教えて頂いたおかげで、自分の事業アイデアを事業計画書に落とし込むことができるようになったり、世界的にも有名で成長している大企業の組織やマーケ ティング戦略などを身につけることができました。

演習と事業計画書(ビジネスプラン)について教えてください。

春学期から演習(ゼミ)がスタートしました。一週間に1度のペースで行われる演習では他の院生と相談したり、教授の指導やサポートを貰ったりしながら、一歩ずつ ではありますがより優れた事業計画の完成を目指し作成に取り組んでいます。私が進めている事業計画は「日本への労働派遣」を行うというものです。日本は外国人労働者の受け入れを拡大し、一方でベトナムでは日本へ労働派遣する企業が毎年増えていますが、多くの派遣企業が利益を求めすぎて労働者から多額の手数料を貰っているだけでなく、事前教育が十分になされないまま労働者を派遣する場合が多く、労働者が来日後、受け入れ機関から逃亡したり不法滞在したりするケースが多発しており大きな問題となっています。また、派遣企業における日本語教育や労働者の選考はまだまだ不十分で良くないため、日本における受け入れ機関がベトナム人労働者を評価する際、あまり高い評価を得られていないという現実があります。このような背景から、私は日本へ来る労働者が安心して働けるよう、ベトナムの専門学校と提携することで専門教育と日本語教育を並行して推し進めるとともに、労働組合と協力し日本へ派遣するために選考される方々をサポートすることで「優秀なベトナム人労働者」を「優秀な日本の労働者受け入れ機関」へ派遣する事業計画をプランニングしたいと思います。

MBA取得後の将来の目標について教えてください。

MBA取得後は日本で就職する予定です。事業創造大学院大学で身に付けたことを活用して、ベトナムと関連のある事業を行っている、あるいはベトナムに投資しようとする国際的な日系企業に就職したいと思っています。日本の会社に入り会社組織や運営手法などをさらに勉強することによって自分自身の能力を向上させることができるし、より多くの経験を積むことも出来ると思います。また、タイミングが良ければ学習した知識や積み上げた経験を活かして事業計画を実現したいと思います。