事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

ご挨拶

総長挨拶

学校法人 新潟総合学園 総長 池田 弘

学校法人 新潟総合学園 総長池田 弘

多くの人々が事業を起こし、自分のやりたいことでいきいきと人生を送る。
そのような風土が日本にも定着していくことが重要です。

日本経済を取り巻く環境は、人口減少による潜在成長力の鈍化や経済のグローバル化、エネルギーをはじめとした急激な物価上昇、あらゆる分野におけるDXの推進、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みなど、かつてとは大きく変質してきています。また、政府は日本経済を浮揚させる上で企業活動の活力やダイナミズムを取り戻すことが最重要課題であるとし、スタートアップ支援を政策の中心に捉えています。長年教育事業に取り組んできましたが、企業社会にダイナミズムを復活させるために何ができるかを考えたとき、起業家や組織内事業創造を担い得る人材を育成することが必要だと強く感じています。

近年、起業家支援に力を注いできた中での実感ですが、まだまだ日本では起業家の育つ環境が整備されておらず、若い人達に、事業創造に必要な知識を学んでもらうことの必要性を常々感じていました。本学はそうした社会の要請に応えるべく創立されました。多くの人々が事業を起こし、自分のやりたいことでいきいきと人生を送ることが当たり前になると、起業は就職に並ぶ、いえ、就職を超える職業選択の一つになるでしょう。そのような風土が日本にも定着していくことが重要です。

この大学院大学では、奨学金制度のほか、優秀で着実にテイクオフすると判断される事業計画にはインキュベーション施設を提供したり、ファンドを紹介し資金調達の支援をする等、“やる気”のある人材に具体的な起業の機会を提供いたします。

本学は外国人にも門戸を開き、既に多くの留学生が学んでおります。グローバル化の波の中でビジネスをとらえることは、今後ますます必要になってくると思います。留学生の皆さんと机を並べ共に学び情報交換を行うことは、グローバルな感覚を養う大変良い機会になると思いますし、人的なネットワークの構築にもつながると思います。このように、国際化に対応できる環境を提供しております。

起業家や組織内事業創造を担う人材を送り出し、日本の経済発展に寄与していくという本学の理念をご理解し、多くの方に門をたたいていただけることを願っております。

プロフィール
総長 池田 弘(いけだひろむ)

NSGグループ会長、(株)アルビレックス新潟取締役会長。創業し、現在会長を務めるNSGグループは、教育事業と医療・福祉事業を中核に、検定・出版や飲食業、商社、広告代理店、建設業、不動産業、ゴルフ場、ホテル、アパレル、IT等の幅広い事業を展開する。アルビレックス新潟の初代社長として、地域密着型のビジネスモデルによるチーム運営で、屈指の観客動員を誇る人気チームに育てあげた。日本ニュービジネス協議会連合会会長。新潟経済同友会特別幹事。2018年3月、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。

学長挨拶

事業創造大学院大学 学長 黒田 達也

事業創造大学院大学 学長黒田 達也

「“超”実践型ビジネススクール」を目指して

本学大学院は今年の4月に第20期生を迎えることになりました。この間本学大学院を巣立った有為の人材は千名を超えました。「新たな事業を創造するための知識と実行力、精神力を涵養する」という建学の精神に則り、これまでの「研究に基づいた実践、実践に基づいた研究」という教育理念を超え、さらに実践にコミットした授業体系を構築し、今後は「“超”実践型ビジネススクール」を標榜する大学院大学でありたいと考えています。

本学大学院は起業家(アントレプレナー)を輩出することのみならず、企業内の幹部人財や新規事業担当者などのイノベーターを育成することも重視しています。これまで社会人学生として派遣してくださった企業や行政等は、新潟を中心に76社・団体に上ります。本学草創期に修了したOBの中には、東証プライム市場上場企業の役員になっている方、新しい事業を起こしてグループ企業の子会社の社長となっている方、事業承継したのち既存事業を変革して成長軌道に乗せた方などがおり、多種多様な立場で活躍されています。

また本学大学院は、海外からの留学生が約3割在籍しております。現在在籍している外国人学生の出身国も11カ国にわたっており、多様な価値観を背景とした議論を通じ、学生相互の創造力が刺激されております。また日本人学生のグローバルな視点を育む環境をも提供してくれています。

さらに今年度より講義科目を組み合わせた5つの専門領域プログラムを設計し、必要な単位取得によってその専門領域のサーティフィケーション(取得証明書)を得られるという制度を導入しました。現在のVUCAの時代には、本業のほかにさらに別の専門性も身に付けた人材、いわゆるπ型人材こそが変化の激しい現代社会に求められているものと確信しています。そこで「メディアコンテンツビジネス」、「MOT」、「CFO」、「税理士(会計)」、「税理士(税法)」の5つのプログラムを用意し、学生諸君の「ビジネス社会を生き抜くチカラ」を育成できるようにいたしました。是非、奮ってこれらのプログラム履修にもチャレンジしていただきたく思います。

本学大学院は、こうしたキャリア、国籍、専門性の異なる多様な学生たちが切磋琢磨し成長していける環境であると自負しております。本学大学院の修了生から日本および世界各国のリーダーが誕生することを願ってやみません。